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2023.11.06

WING

米海軍とMDA、統合防空ミサイル防衛試験で複数目標迎撃

 複数の短距離弾道ミサイルと亜音速ドローンを同時に対処

 米海軍および米ミサイル防衛局(MDA)は去る10月25日、米海軍アーレイ・バーク級駆逐艦「USSカール・M・レビン」(DDG120)が、ハワイ州カウアイ島の太平洋ミサイル発射場において、統合防空ミサイル(IAMD)試験において、複数の目標の迎撃に成功したことを発表した。
 「ヴィジラント・ワイバーン」と名付けた今回の試験では、弾道ミサイル防衛を構成するイージス艦が2発の短距離弾道ミサイル(SRBM)を探知・追跡・交戦・迎撃する能力を実証。2発のSM-3 Blk IAで迎撃することに成功した。同時に、2機の亜音速対艦巡航ミサイル・ドローン・ターゲットに対して、4発のSM-2 Blk IIIAを発射して、迎撃したという。

※写真=USSカール・M・レビンが発射したSM-2(提供:MDA)