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ツインカプセラ、医薬品国際輸送用の小型断熱保冷用器開発
HTV技術活用、7日以上保管可能な小型
ツインカプセラは、ワクチンや医薬品、検体など、医療分野の国際輸送に求められる7日間以上の保冷・管理が可能な体積1~2リットル程度の小型・超高性能断熱保冷容器の開発を進める方針を固めた。
このほど、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2023年度「研究開発型スタートアップの起業・経営人材確保等支援事業/ディープテック分野での人材発掘・起業家育成事業」(NEP)に計画を提出し、その研究開発テーマが採択された。
ツインカプセラは宇宙航空研究開発機構(JAXA)発ベンチャーだ。JAXAのHTV搭載小型回収カプセルの断熱保冷容器技術の社会実装を目指しており、小型・超高性能の保冷コンテナの開発・供給することで、バイオメディカル分野の輸送において、新たなサービスの創出を目指している。今回NEDOに採択された研究開発テーマも、JAXAのHTV搭載小型回収カプセルの開発成果を基に、ツインカプセラが独自に開発した小型・超高性能断熱保冷容器をベースとしたものだという。