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2018.11.19

ウイングトラベル

シルバーシー・クルーズ、日本市場開拓へ新施策

日本支社を新設、日本発着クルーズなど拡販へ

 イタリアのクルーズ船社であるシルバーシー・クルーズは日本市場開拓に向けた新たな展開に乗り出す。来年、同社の新造クルーズ船である「シルバー・ミューズ」が日本発着クルーズを実施するのを契機として、東京に日本・韓国支社を設立する準備を始めた。さらに、日本からアジアやヨーロッパへのフライ&クルーズ商品拡販に向けて、日本語版のパンフレットを新たに制作し、日本人旅客を世界各地へのクルーズに送客するための取り組みも一段と強化する考え。日本を始めとしたアジア市場は今後数年間でさらなる市場拡大が見込まれるとしており、各船会社がセールス体制を強化している。そうした中でラグジュアリータイプや探検型のクルーズ客船を運航する同社は日本市場との親和性が高いと判断。日本での事業体制を強化することで、アジア市場での存在感を示していく考えだ。
 同社はこのほど都内で日本の旅行会社やメディア関係者を集めた「感謝の夕べ」を初開催した。イベントには、シルバーシー本社からアルフレード・スパドン ヨーロッパ・アジア地区社長とダニエル・クラップ アジア地区セールス担当副社長が来日し、日頃の販売活動に関する感謝の意を述べた。
 シルバーシー・クルーズはラグジュアリー型客船の「クラシック」と探検クルーズ型客船「エクスペディション」という2カテゴリーの客船を展開しているのが特徴だ。

 


 来年4月に新造船使用し初の日本発着クルーズ
 日本支社長に糸川雄介氏が就任

 

※写真=初開催の感謝の夕べを開催したシルバーシー・クルーズの関係者。写真左からダニエル・クラップ アジア地区セールス担当副社長、アルフレード・スパドン ヨーロッパ・アジア地区社長、糸川雄介日本・韓国支社長

 

※写真=来年初の日本発着クルーズを行う「シルバー・ミューズ」