IHI上期決算、PW1100問題で純損失1375億円

　航空宇宙防衛事業、営業損失1477億円

　IHIが11月7日に発表した2024年3月期第2四半期決算によれば、受注高が前年同期1625億円縮小した4802億円となった。売上収益は1241億円減の4703億円と大幅な減収となり、損益面では営業損益が前年同期比1905億円減少して1570億円の損失に。親会社に帰属する四半期純利益も同1586億円減少した1375億円損失と、大幅な赤字となった。
　通期業績予想でも、売上収益が前年度比3.9％減の1兆3000億円、営業損失800億円となり、最終損益は900億円の赤字と、過去最大の赤字となる見込みだ。

※写真＝IHIの井手社長。航空エンジンの成長事業の位置付けに変更はないが投資優先順位の変更を示唆した