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2018.11.19

WING

空飛ぶクルマ実験場、東京・大阪・三重・福島が名乗り

自治体も新産業注目、羽田臨海部や大阪城公園等も候補に

 空飛ぶクルマの実証実験が、日本でもいよいよ来年から行われる見通しとなった。そうしたなか、国土交通省、経済産業省に対して、複数の地方自治体が空飛ぶクルマ実証実験場として、名乗りを挙げたことが分かった。空飛ぶクルマの実証実験場として、早々にも名乗りを挙げた自治体は、東京都、大阪府、三重県、そして福島県の1都1府2県。新産業になると期待のかかる空飛ぶクルマは、地方自治体にとっても魅力的なコンテンツな様相で、早々にも複数の自治体が実験場を提供することを国に申し出ている。
 このうち東京都は、羽田空港などの臨海部のほか、檜原村、奥多摩町の運動場を実証実験フィールドに提供することを提案。これまでも国や市区町村で連携し、自動車の自動運転やドローン実証実験などに取り組んでおり、空飛ぶクルマについても屋外実証することが可能なフィールドを提供することができるとみている。
 大阪府は、大阪市、大阪商工会議所が連携して、府内3カ所に設置されたドローン実証フィールドを提供するとしている。さらに、舞洲、夢洲、大阪城公園なども実証試験の候補地となるようだ。
 福島県には、南相馬市に福島ロボットテストフィールドが設置されており、福島ロボットテストフィールドでは、テスト段階の機体の飛行実証や試行的なサービスを受け入れることも表明した。
 さらに三重県では、伊勢市の防災拠点を実証フィールドに提供することを明かした。三重県は三重産業振興ビジョンを策定していて、空飛ぶクルマの実用化を目指しているという。