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2023.11.16

WING

レオナルドAW169、外寸から想像つかぬのゆとりキャビン設計

 約1カ月の日本ツアー、官公庁やドクヘリ関係者等にアピール

 レオナルドヘリコプターズは11月10日、約1カ月間にも及ぶ異例の日本ツアーを展開中の「AW169」を、埼玉県川越市にある朝日航洋の拠点で報道陣に公開した。北海道から九州まで日本全国各地を巡るこのツアーでは、イタリアの大手救急医療(EMS)オペレーターであるアリダウニア社が運用する「AW169」を日本に持ち込んだ。
 12月初旬まで続く日本ツアーに投入した機体は、アリダウニア社がイタリア国内で実際に運用中のもの。アリダウニア社のパイロット、整備士、ホイストオペレーターらが帯同し、ツアーを全面的にバックアップしている。
 そのアリダウニア社の機体へと実際にキャビンに乗り込んでみると、外寸(全長14.65m、全高:4.56m、メイン・ローター直径:12.12m)はそれほど大きくない印象を受けるにも関わらず、十分なスペースを感じるゆとりの設計となっている。
 実際、日本に持ち込んだ「AW169」には、コクピットに2席のほか、キャビンに座席が5席設置され、中央には横向きにストレッチャーを設置している仕様として、ゆとりあるキャビン空間を活かした仕様となっていた。

※写真=川越で報道公開したAW169

※この記事の概要
33分間のドライラン、離陸出力を30分間維持可能
 APUモードでローター回さず電源供給
・スキッド式で11名乗り仕様を開発中