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2023.11.16

WING

大林組、動的障害物を自律飛行するドローン開発

 大林組とトップライズは11月15日、トンネル坑内の非GNSS環境下において、作業中の人や重機といった動的障害物を回避しながら自律飛行するドローンを開発し、世界で初めて実証試験に成功することに成功したことを発表した。
 トンネル掘削工事では通常、掘削が計画通りに進んでいるかの確認を切羽直下で目視により行うが、切羽付近は崩落のリスクがあるため、作業員が危険区域に立ち入ることなく確認することができるように、スキャナ等を用いた計測の開発が進んでいる。しかしながら地上型スキャナは、トンネル坑内の状況によっては切羽付近まで進入できないため、計測精度が落ちてしまうという課題があった。さらに、ドローンにスキャナを搭載する場合は、飛行ルート上に人や重機が入れないため、目視での確認よりも時間を要することが課題だった。