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2023.11.16

WING

エミレーツ航空、今後10年運用視野にA380へ投資倍増

 エアショー期間中に総額15億ドル超の契約

 エミレーツ航空は11月15日(ドバイ現地時間)運航中のA380ついて、今後10年間に向けて運航効率の維持・改善と、その性能および信頼性を最大化するとして、投資を倍増する方針を明らかにした。
 同航空はドバイ航空ショーにおいて、MROサービスを提供する各プロバイダーおよびパートナーのネットワークを拡大し、15億米ドル以上相当の契約を締結した。
 A380の機体メーカーであるエアバスが、同機の製造を2021年に終えて以降、世界のA380オペレーターの間では、続々と退役が進んだ。
 もともと、旅客に人気が高い機種であるが故に、コロナ後に積極的に有効活用する動きもあるが、機体や部品の売却市場が小さくなっているために、どのタイミングで退役させるのか、判断が難しいところ。そうしたなか世界最大のA380フリートを有するエミレーツ航空は、同機に対する投資を拡大することを決めた。