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2023.11.21

WING

再生・先進航空燃料コンソーシアム「Air-CRAFT」発足

 UAE政府が支援、SAF等代替燃料の研究開発促進

 国際民間航空機関(ICAO)が主催する「航空及び代替燃料に関する第3回会合(CAAF/3)」の会合が11月20日(ドバイ現地時間)に開幕した同日、再生可能および先進的な航空燃料の研究コンソーシアム「Air-CRAFT」の立ち上げが発表された。
 その創設メンバーには、エミレーツ航空、エティハド航空、ボーイグ、ハネウェルのほか、アブダビ国営石油会社(ADNOC)、UAE・ドバイ首長国有石油・ガス公社であるENOCグループ、ハリーファ大学、そしてアブダビに拠点を置く再生エネルギー企業のマスダール(Masdar)ら8団体が名を連ねた。
 この「Air-CRAFT」は、産業政策立案者、航空規制当局、燃料生産者、学術研究者、航空機メーカー、エンジンメーカー、航空会社など、バリューチェーン全体におよぶ事業体を結集するイニシアティブとなる。アラブ首長国連邦(UAE)エネルギー・インフラストラクチャー省の支援を受け、UAEを拠点としながらも、進捗に応じて関連する国際的な事業体とも関わりを持ち、さまざまなステークホルダーの参加を受け付ける予定だ。すでに世界各国の複数の主要な戦略的プレーヤーと高度な協議を行っており、今後決まり次第あらためて発表する。