コスモ石油、タイのバンチャックからSAF輸入

　10年間に亘る長期契約、バンコクで廃食油から生産

　コスモ石油とタイのバンチャック（Bangchak）社は12月6日、12月5日に持続可能な航空燃料（SAF）の輸入に関するフレーム合意書を締結したことを発表した。バンチャックが製造するSAFを、コスモ石油が輸入する。
　バンチャック社は2022年9月、タイ国内初となるSAF製造の事業計画を公表済みだ。首都バンコクに位置する製油所で、廃食用油を原料として日量生産能力1000キロリットルのSAF製造プラントを建設し、2024年末頃から商業運転を開始する予定だ。
　そこで生産するSAFについて、商業生産開始から10年間にわたり、生産数量の一部をコスモ石油へ輸出することが決まった。

※写真＝バンチャックが製造するSAFをコスモ石油が輸入する（提供：バンチャック）