アサヒ、気球で宇宙遊覧目指す岩谷技研に出資

　宇宙で楽しむ飲料や宇宙食研究なども視野

　アサヒグループジャパンは12月8日、気球による宇宙遊覧フライトの実現を目指すスタートアップ企業である岩谷技研に出資したことを発表した。アサヒグループとしては、今後成長が見込まれる宇宙ビジネスへの投資をきっかけに、将来的には既存事業とのシナジーの創出を目指す方針だ。
　岩谷技研は宇宙遊覧フライトに必要な気球開発に関する特許を包括的に取得し、2024年7月以降、気球による宇宙遊覧の商業化開始を計画している。そうしたなかアサヒグループとしては、誰もが宇宙遊覧を体験できる社会の実現に向けて挑戦する岩谷技研の理念と企業姿勢に共感し、出資することを決定した。アサヒグループは、新たな事業分野の開拓やAI技術の活用などを推進するため、Future Creation Headquarters（FCH）を2023年1月に創設していた。