航空貨物需要、10月は前年比3.8％増加

　供給スペース13.1％増、旅客機ベリーが30.5％拡大

　国際航空運送協会（IATA）がまとめた今年10月の世界の航空貨物市場データによれば、世界全体の航空貨物需要はCTKベースで、対前年同月比3.8％増加したことが明らかになった。このうち国際航空貨物需要に関しては3.5％増と、全体平均の伸びを下回った。需要が前年を上回ったのは、これで3カ月連続のことだ。
　貨物スペースの供給量を表すACTKは、対前年同月比13.1%増加。このうち国際線は11.1%増えた。供給量の伸びは主として旅客機のベリーキャパシティの増加に関連したもの。IATAによると、国際線のベリーキャパシティは、旅客市場が好調に推移していることを背景に、前年同月比30.5%拡大したことが分かった。