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2018.11.22

WING

防衛省、硫黄島の船舶座礁で海自機3機が災害派遣

係留作業ではボート転覆、全員を救助

 防衛省・自衛隊は11月21日、硫黄島の島内施設へ燃料を運ぶ民間船舶が座礁したことに伴い、第三管区海上保安本部からの災害派遣要請を受けて、海上自衛隊の航空機3機が対応して、人命救助などを実施した。
 この座礁事案は、当日午前8時28分ごろ、硫黄島の施設へ民間船舶が燃料を送る際に座礁したもの。船舶の係留作業を海上自衛隊の係留作業用ゴムボートで行っていたところ、11時以降にボート2隻が転覆し、10名が海へ投げ出されたため、海上保安庁とともに人命救助などを行った。このときの活動部隊は、海上自衛隊航空集団(厚木)、第21航空群(館山)、第21航空隊硫黄島航空分遣隊(硫黄島)、第4航空群(厚木)。第21航空隊硫黄島航空分遣隊のUH-60が2機、第4航空群のP-1が活動した。