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シグナス宇宙機10号機が宇宙ステーションに到着
ノースロップ・グラマン製、小型衛星放出も予定
ノースロップ・グラマンは11月19日、民間宇宙ステーション補給機であるシグナス宇宙機10号機「S.S.ジョン・ヤング」が同日早朝に国際宇宙ステーション(ISS)へのランデブーに成功し、ドッキングしたと発表した。同機は約2ヵ月間ISSに結合後、3機の小型衛星放出も行う予定。
このシグナスは2018年11月17日に、ノースロップ・グラマン製アンタレス・ロケットによりバージニア州ワロップ島の中部大西洋地域宇宙港パッド0Aから打上げられた。打上げ後、ISSへの接近を始め、高度を上げるため一連のスラスタの燃焼を行った。19日午前5時28分(米東部時間)にISSのロボットアームで捕捉され、ISSの「ユニティ」モジュールの天底側にあるドッキング・ポートに導かれ、午前7時31分に公式にステーションと結合した。
シグナスは約3350キログラムの貨物、補給品、科学的実験装置をISSに届けた。乗員達はシグナスのハッチを開き、与圧カーゴ・モジュールに初めて立ち入って、貨物をおろしはじめている。シグナスは今後約2ヵ月間ドッキングを続ける。
※写真=ロボットアームに捕捉されたシグナス宇宙機(提供:ノースロップ・グラマン)
※写真=ワロップ島からアンタレス・ロケットで打上げられたシグナス(提供:ノースロップ・グラマン)