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2024.01.12

ウイングトラベル

★JTB山北社長「未来に向かって海外旅行復活を」

 富裕層・高額商品・ファミリー・カップルに重点

 

 JTBは1月11日、東京・西新宿の京王プラザホテルで、恒例の「JTB Group New Year Partnership Meeting 2024」を開催した。同イベントには国内の宿泊観光事業者、鉄道、航空、バス、船舶などの交通輸送事業者、海外政府観光局、ランドオペレーター、JTBと提携する様々な業界のパートナー、観光庁はじめ関係団体などから多数が参加した。冒頭、参加者全員で能登半島地震で亡くなられた被災者に黙祷を捧げた後、山北栄二郎代表取締役社長執行役員は「今年のテーマは未来から今をつくる」と語り、そのためには「海外旅行を復活させなくてはいけない。様々な形で日本人が海外に出ていく流れを作る必要がある」と強調した。
 山北社長は2024年の海外旅行の見通しについて、先にJTBが旅行動向で発表した海外旅行人数1450万人(23年比152.6%、19年比72.2%)、総消費額4兆9600億円(23年比161.0%、19年比104.0%)を示した。2024年の海外旅行は19年比で7割台の回復予測だが、消費単価が上がっているため19年比4%増と過去最高になる見通しだ。

 その上で、JTBグループの戦略は「富裕層」「旅行高額商品」「ファミリー」「カップル」という4つの大きな重点セグメントに資源を集中していくとし、海外旅行の回復基調を捉えると同時に、回復そのものを後押しすることを強調した。

※写真=JTB山北栄二郎代表取締役社長執行役員

 

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