★観光業の完全復活へ海外旅行回復の取り組みを

　トラベル懇話会百木田会長、事業構造転換も

　トラベル懇話会は1月12日、第46回目となる恒例の新春講演会を東京・有楽町の朝日ホールで開催した。主催者を代表してあいさつした百木田康二トラベル懇話会会長（東武トップツアーズ社長）は、「2024年は観光業を完全復活させる年にしていかなければいけない」とし、「海外旅行の本格的な回復に向けて、海外旅行自由化60周年、日米観光交流年などのイベントなどを通して、海外旅行復活への具体的な取り組みを進める考えを示した。
　百木田会長は2023年を振り返って、「5月に感染症法上の分類が2類から5類に移行したことで、行動制限が解除され、3年ぶりに自由に旅行ができる環境が整った。これにより、旅行需要が大きく回復したことに尽きるのではないか」と語った。