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2024.01.23

WING

国交省とエネルギー庁、SAF普及へ講演会

 国内外の取組みや最新情勢など業界横断

 国土交通省は来る2月21日、経済産業省資源エネルギー庁と共催で、第2回目となる“空のカーボンニュートラル”シンポジウムを開催し、持続可能な航空燃料(SAF)への理解促進および利用拡大を図る。事前に、直接会場への参加と併せて、オンラインでの動画配信の参加も募る。
 日本政府は2050年のカーボンニュートラル化を目標としており、航空分野でも脱炭素化の機運が高まっている。SAFは大気中の二酸化炭素量を増やさない食用油などを原料とするほか、通常の燃料と混合して使用できるため、航空分野の脱炭素化に向けた切り札とされる。その利用を拡大することは、日本の産業全体でも重要な課題となっている。
 そのためこのシンポジウムでは、航空の物流を中心に、自社事業に関連する他社のガス排出(Scope3)をはじめ、国内外の脱炭素化を取り巻く最新情勢や企業の取組状況など今後の課題について、様々な業界を交えて議論し、SAF利用の拡大に繋げていくための方策を考える。
 開催する会場は飯野ビルディング4階のイイノホール&カンファレンスセンターRoom Aで、参加希望者は2月16日までに専用ページで登録する。オンライン参加は2月20日までが期限となる。

《プログラム内容》
●基調講演
 ・日本の産業界における脱炭素化の動向と今後の課題 松尾博文 日本経済新聞社上級論説委員兼編集委員
 ・世界の航空脱炭素化最前線(パート1)国際航空貨物輸送におけるSAF導入等の取組 DHLジャパン
 ・航空を含めた脱炭素化に向けた企業の経営戦略 富士通
 ・SAF製造をはじめとした環境価値への取組 ENEOS
 ・世界の航空脱炭素化最前線(パート2)欧州における航空脱炭素化の取組 EU欧州委員会運輸総局
●パネルディスカッション
 演題:航空の物流を中心として、SAF利用の促進を図っていくために必要なこと
 ・コーディネーター:山内弘隆 武蔵野大学経営学部特任教授
 ・パネリスト:ANAホールディングス/日本航空/DHLジャパン/富士通/ENEOS

※申込URL
https://pro.form-mailer.jp/lp/e36f8c9a302940