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2024.01.26

WING

成田12月、外国人・国内旅客で12月最高に

 近距離アジア好調で国際線8割弱まで回復

 成田国際空港会社(NAA)は1月25日に発表した2023年12月の空港運用状況で、国際線外国人旅客と国内線旅客が12月として最高になったと説明した。外国人旅客は近距離アジア線が特に好調で、単月でも過去3番目の人数になり、コロナ禍前の19年比も上回る165万人超となった。
 12月の国際線旅客は前年同月比55%増の244万6985人(19年比21%減)であり、そのうちの日本人が73%増の57万5227人(19年比52%減)、外国人が74%増の165万3558人(19年比6%増)、通過客が27%減の21万8200人(19年比38%減)となった。国際線旅客は好調な外国人によって大幅に回復したものの、前月に続いて日本人がコロナ禍前の5割弱にとどまり、全体で8割弱の回復となった。国内線旅客は12%増の64万1967人(19年比4%増)と、昨年8月以降コロナ禍前をしのぐ旅客で推移した。そのため全体の航空旅客数は43%増の308万8952人(19年比17%減)となった。