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2024.01.26

WING

空港グラハン協会と航空連合が初の労使懇談会で議論

 魅力ある安心して働けるグラハン業界は作られるか?

 空港グランドハンドリング協会と航空連合の産業労使懇談会が1月25日、羽田空港で開催された。昨年8月に設立された空港ハンドリング協会と航空連合の労使懇談会の開催は、今回が初めて。空港ハンドリング業界の持続的な発展に向けて、昨年6月に公表された空港業務の持続的な発展に向けたビジョンを踏まえた産業内労使関係の構築に向けて開催された。
 魅力ある業界づくりや安心して働く事ができる業界づくり、そして省力・省人化などを通じた生産性向上に関して、空港グランドハンドリング協会と航空連合がディスカッションした。
 懇談会の冒頭、空港グランドハンドリング協会の小山田亜希子会長(ANAエアポートサービス社長)は「人材不足への対応は労使共通の課題だ」とコメント。「成長のポテンシャルである業界のなかで、従業員を確保し、楽しく生き生きと働き続けてもらいたいという想いは、労使双方に相違はないだろう。目指す姿が同じであるからこそ、その手法について労使間で建設的に話し合うことが重要だ。こうした取り組みは、労組がない事業者でも実現すべきと考えている」とし、「持続的に処遇を改善していくためには、いかにして生産性を向上していくのかということも重要なテーマ。身近な職場のアイデア。職場で改善の必要性を発信し、それを実現していくことが、労使の双方にとって納得性のある生産性向上に繋がるだろう」と話すなど、労使一体となって空港グランドハンドリングが抱えた課題の解決を目指すことを呼びかけた。

※この記事の概要
議論踏まえアクションプランに具体策など施策反映
 採用進むもコロナ前1~2割減   など