ウイングトラベル
★ANAHD、通期業績予想上方修正も第4四半期赤字
供給拡大で国際線単価「正常化」、貨物単価下落
ANAホールディングスは1月31日、通期業績予想を上方修正した。これは第3四半期までの実績を踏まえたもの。売上高は2兆300億円(当初計画:1兆9700億円)と、過去2番目の数字を見込むほか、営業利益は1900億円(同:1400億円)、経常利益も1900億円(同:1150億円)と、それぞれ過去最高となる見通しだ。最終利益も1300億円(同:800億円)と、これも過去2番目の利益を確保する見通し。
ただ、数字をみても分かるように各利益段階で第3四半期決算時点を下回ることになる。これはすでに第2四半期決算発表時にも公表していたが、下期に約400億円の減益要因を載せているため。