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2024.02.13

WING

空港施設第3四半期、売上増の194億円に

 旅客増加で給排水回復、経常19.6%増

 空港施設の2023年度第3四半期(2023年4月1日~12月31日)連結業績は、売上高が前年同期比2.2%増の194億6700万円になり、営業利益が12.1%増の29億1100万円、経常利益が19.6%増の28億9900万円で、純利益が19.4%減の18億4200万円となった。
 空港施設によると、昨年2月に売却した賃貸用ホテルと事務所ビルによって売上高の減少要因となったが、羽田の旅客増加による給排水使用量の回復傾向などが続いたため、前年同期を上回る売上となった。利益面では航空機リースファンドによる匿名組合などへの投資利益を計上したことや、諸工事の撤去費用引当金繰入額が減少したことなどが増加要因となったが、2022年度には特別利益に還付消費税などが計上されたことや、賃貸用ホテルの売却で法人税などが減少したことなどによって、最終利益が前年を下回った。