TCEB、日本向けMICE誘致支援プログラム展開

18年、訪問者5％増、収入10％増目指す

　タイコンベンション＆エキシビションビューロー（TCEB）は3月29日に記者会見を行い、日本のMICE誘致に向けたプロモーションパッケージを発表した。200人以上が参加するコンベンションに対して金融面での支援を行うのを始め、展示会やビジネスマッチングに対する支援プログラムを用意した。TCEBのチールート・イサランクーン代表は今回のサポートプログラムを軸に日本人へのMICE誘致強化を図り「2018年はMICEによる訪問者数で前年比5％増、収入面で10％増を目指していく」方針を示した。
　今回の取り組みは「タイ・エクストラ・エキシビション」として展開する。コンベンション関連では「コンビーン・イン・パラダイス」キャンペーンとして、1000人以上が参加するコンベンションに対して100万バーツ（約340万円）の支援を行う。
　また、タイ政府が産業振興を強化している健康・ウェルネス、エネルギー、食品＆農業関連産業、インフラと物流、自動車＆エレクトロニクスの5産業に関連したコンベンションについては、最低500人の参加で100万バーツの支援を行う。
　このほか、最低200人以上のコンベンションについては30万バーツの支援を行う。
　また、ビジネスマッチング関連では、3件のビジネスマッチングを達成すると貿易担当訪問者1人につき100米ドルを進呈する。
　このほか、展示会の現地視察や会場の訪問に関する支援プログラムも用意した。

※写真＝記者会見で日本向けのMICEプロモーションについて説明するタイコンベンション＆エキシビションビューローのチールート・イサランクーン代表