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2018.11.29

WING

ロッキード・マーティン、JAでF-35A実物大模型

 ロッキード・マーティンは「国際航空宇宙展2018東京」屋外スペースに、F-35A実物大模型を展示した。F-35Aは、高いステルス性能と、高度な火器管制能力を有した第5世代戦闘機。すでに航空自衛隊では、同機の導入を進めていて、今年1月26日に三沢基地へ初の配備となった。そして、今年度末までに空自初のF-35A部隊、第302飛行隊が編成されることになっている。まずは、10機のF-35Aを保有する200人規模の飛行隊としてスタートする。
 第302飛行隊へ配備されるF-35Aは、4機目までが米国から完成機を受領したもの。それ以降の機体については、三菱重工小牧南工場の専用施設(FACO)で組み立てられた機体が空自へ納入されることになる。FACOは、航空機の部材を米国から運び組立てを行う工場で、国際的にALGSという後方支援システムが部品提供、資料・情報の共有を行う。その機能は部品管理やスペアパーツ管理にも及び、部隊の後方支援を担うことになる。
 機体の整備は主にFACOで行うことになっていて、さらに地域ごとの整備拠点となるリージョナル・デポを設置して、整備体制を充実させる。

 

※写真=JA屋外展示スペースのF-35A実物大模型(撮影:嶋田康宏)