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防衛装備庁、フィリピンとUH-1H部品移転で署名
約1400種、4万点の部品を無償譲渡
防衛装備庁の深山延暁長官は11月28日、東京ビッグサイトで開催中の国際航空宇宙展でフィリピン国防省のエレファンテ国防次官(予算装備担当)と、陸上自衛隊UH-1H部品などの無償移転に関して署名式を行った。このたびの署名は、移転する部品の種類や実数などを決めたもの。部品輸送に関する両国間の課題が解決次第、部品の移転が行われることになる。
この度の署名で、陸上自衛隊で不要となったUH-1Hの部品であるエンジン、ブレード、ベアリングなど約1400種類、品数にして約4万点の移転を決定した。
日本・フィリピン間では、防衛協力および連携強化のため、以前にも海上自衛隊の航空機、TC-90の無償移転を行っている。UH-1Hにおいては、今年6月2日にシンガポールで行われたシャングリラ会合で移転することを決定した。
※写真1=署名式でがっちり握手するフィリピンのエレファンテ国防次官と防衛装備庁の深山長官(撮影:嶋田康宏)
※写真2=約4万点のUH-1Hの部品を無償で移転する署名を行った(撮影:嶋田康宏)