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2024.02.27

WING

国交省、福島で長時間飛行ドローン2回目実験へ

 エアロジーラボ機体で約4時間の飛行を予定

 

 国土交通省は2月28日と29日に、福島県ロボットテストフィールド浪江滑走路の周辺地域で2回目となる長時間連続飛行ドローンの実証実験を行う。これは当初、26・27日に実施を計画していた実験で、改めて1日ずつ延期して行うこととしている。28日にはレーザー点群測量を行いつつ2時間以上連続で飛行し、29日には軽ペイロードで、海岸上空などで4時間程度、飛行後の残燃料から6時間程度の連続飛行が可能であることを実証する。
 国交省では「行政ニーズに対応した汎用性の高いドローンの利活用等に係る技術検討会」を
踏まえて、インフラ管理や災害対応などに活用できる長時間飛行ドローンの実装化に参画する企業を募集してきたところ。昨年5月には、荒川第二調整池予定地で初の実証実験を行っており、今回で第2弾となる。
 この度、実証実験を行うのはエアロジーラボ社で、「AeroRangeG4-S」という機体の実証を行う。同機体の諸元は、直径約1280ミリで、重量が12.3キロ、最大ペイロードが7キロ、最大飛行時間が200分(5キロ搭載で約60分)となっている。

 

※図=実証実験を行うAeroRangeG4-S(提供:国交省)