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JAXA,「XRISM」が定常運用に移行
目標超える分光性能、初期科学観測データ公開
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月4日、X 線分光撮像衛星(XRISM)が、定常運用に移行したことを発表した。
JAXAによれば、これまで衛星全体および搭載された各種ミッション機器等の機能確認を実施していたとのことで、その結果、初期機能確認運用から定常運用に移行することに成功したという。
定常運用段階では、まず初めに衛星に搭載された観測機器の特長を活かす天体観測や観測精度を高めるための較正・初期性能検証を実施する。その後、世界中の研究者からの観測提案に基づいた天体観測をスタートする予定だ。
※画像=Resolveで取得したペルセウス座銀河団のX線スペクトル(提供:JAXA)