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2024.03.12

WING

JDTA、75キロ重量物輸送ドローンの実証飛行

 往復260メートル飛行、救援物資や山間部輸送想定

 

 古河産業とドローンワークシステム(福島県いわき市、手島朋広代表)は、同2社で発足した「日本搬送ドローン協会(JDTA)」の活動として、去る2月15日に75キロの重量物を運搬できるドローンの機能評価と実用を想定した飛行試験を行ったと発表した。
 実証実験を行ったのはドローンワークシステムのいわき内郷工場で、JDTAが開発した機体「EAGLE 75」を使って災害時に必要な水などの救援物資や、コンパネ・塗料などの山間部建造物補修資材など重量物を想定した飛行を行った。当日は、飛行距離が片道130メートルを約1分かけて、往復260メートル飛行したという。この結果を踏まえJDTAでは、2024年4月から電力送電業界で実用化する予定としている。同協会では、同様にこれまで開発・実証を行い、49キロの重量物を運搬できる「EAGLE 49」と併せて、活用の幅を広げていくとしている。

 

※写真=75キロのペイロードを持つ「EAGLE 75」(提供:古河産業)

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