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2024.03.14

WING

三菱重工、年収増加率は約8.3%で組合に回答

 賃金は1万8000円増、一時金6.1カ月

 三菱重工業は3月13日、三菱重工労働組合との間で重ねてきた労使協議に対して、組合員一人当たり、2023年度から2024年度の年収増率を約8.3%とすると回答したことを明らかにした。
 三菱重工業によれば、賃金に関しては「定期昇給等に加え、1万8000円水準改善(増額)」という組合の要求通りの回答とした。さらに、年間一時金(賞与)に関しては、組合要求の6.5カ月に対して、組合員1人平均で約240万円(6.1カ月)と回答したことを明かした。
 会社側は組合に対して、2021事業計画の推進に協力・努力してきたことに対する感謝と還元を図るとしたほか、日本社会における構造的な賃上げの実現への貢献などとして、昨年度を上回る8%強の賃上げに踏み切ったと説明した。
ちなみに、2022年度から2023年度の年収増率は約7%で、賃金に関しては組合が要求した定期昇給等に加えて1万4000円の水準改善を行うことを決定。年間一時金は組合要求の6.0カ月に対して、約220万円(5.9カ月)と回答していた。