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2024.03.18

WING

JAL、情報開示姿勢の評価で2つの賞を受賞

 日本航空(JAL)は3月15日、日本経済新聞社主催の「日経統合報告書アワード」で優秀賞を受賞したことと併せて、環境省主催の「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の環境サステナブル企業部門で航空会社として唯一選定されたことを発表。JALグループの情報開示に対する取組みが高く評価されたとした。
 日経の表彰は今回で3回目となり、第1回の優秀賞、第2回のグランプリE賞に続く3年連続の受賞となった。参加企業475社中、3年連続で受賞企業は9社のみ。高い評価につながったのは、コロナ禍の厳しい経営状況を振り返った取組みで、トップが航空だけに依存しない事業構造改革への強い意欲を示したこと。さらにカーボンニュートラルに向けた価値創造プロセスが明確で分かりやすいこと、さらには今後の取組みが詳細で多くの企業の手本となるべき内容だとした。
 環境省の表彰は今回5回目で、環境サステナブル企業部門では航空会社唯一であり、2年連続での選定となった。JALでは、環境関連の重要な機会とリスクを経営戦略に取り込み、企業価値の向上と環境改善への効果を生み出しながら、重要な環境課題の開示充実度が一定の基準を満たしていたとして、選定された理由を示した。
 JALグループはこの度2つの評価を受けたことについて、社会で信頼される企業であり続けるため、透明性の高い経営と幅広いステークホルダーとのより良い対話に向けた情報開示の充実と質の向上に努めているとし、建設的な対話に取り組んできたことで、情報開示の姿勢が認められたとした。