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2024.03.25

WING

AirX、つくば空飛ぶクルマテストフィールドを開設

関東圏初の空クル飛行実証、関東最大の空クル拠点に

 AirXは3月21日、つくばヘリポートに「つくば空飛ぶクルマテストフィールド」を開設した。つくばヘリポートは2022年までは茨城県が運営・管理する公共ヘリポートだったが、現在、同ヘリポートに拠点を構えるつくば航空が県から購入して運営・管理している。つくば航空のほか、茨城県防災航空隊の「つくば」(BK117-D3、JA298B)が拠点とするヘリポートだ。そのヘリポートが空飛ぶクルマの実証フィールドとして、新たな機能を担っていくことになった。
 同日、AirXが代理店を務めるEHang社製の「ES216-S」の飛行実証を披露。前日の3月20日にも一般向けに飛行実証を公開しており、これが関東圏で初めての空飛ぶクルマの飛行実証となった。
 同フィールドの開設にあたって開かれたセレモニーにおいて、AirXの手塚究最高経営責任者(CEO)は「このつくばという地から、空飛ぶクルマは観光や防災・減災、さらには生活を支えていくような乗り物になっていく。様々な機体をこちらに配備しながら技術実証、技能者育成、そして運航をいち早く展開し、関東最大の拠点としてつくばを発展させていきたい」と挨拶するなど、同フィールドを関東最大の空飛ぶクルマ拠点として成長・拡大させていく方針を明らかにした。 

※この記事の概要
つくば航空、空クル組立・整備拠点に
 操縦者ライセンススクール開設も計画
つくば市、社会実装向けて実証フィールド支援
 科学の街の恩恵を市民の目に見える形で  など

※写真=つくばヘリポートに「つくば空飛ぶクルマテストフィールド」が開設