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ロッキード、F-35の訓練システムのコスト低減進める
シミュレーター1台当たり300万ドルを節減
ロッキード・マーティンはこのほど、F-35フル・ミッション・シミュレーター(FMS)のコストをロット11のプログラム開始から1台当たり300万ドル低減したと発表した。第11次低率初度生産では15台のシミュレーターが調達されるのでF-35計画全体では約4500万ドルの節減となる。
F-35生産チームは訓練後方支援シミュレーター(TLS)においても、幾つかの方法を通じて単価低減を達成している。
▼長期サプライチェーン契約の実行と生産ラインでの自動化の導入
▼先進的な生産技術の水準向上、3Dプリンターで作られたコンポーネントの筐体やブラケットなどを含むシミュレーター部品
将来、これらの先進技術の使用により、今後5年間で更に1100万ドルの節減が計画されている。
※写真=F-35のフル・ミッション・シミュレーター(提供:ロッキード・マーティン)