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サーブ、グリペンEの2号機が初飛行達成
初号機は80飛行時間に、ブラジル空軍機の生産開始
サーブは、ボーイングと共に米空軍のT-Xプログラムを勝ち取るなど、上昇気流に乗っている。そのサーブ・インターナショナル日本事務所長を務めているモーガン・ファルケンゲレン副社長が12月3日、開発中のサーブ39グリペンE/F型について、去る11月26日にグリペンEの2号機(39-9)が初飛行を達成したことに言及。さらに、1号機(39-8)の飛行時間が80飛行時間に達したことを明かした。
ファルケンゲレン副社長によれば、初飛行したばかりのグリペンEの2号機(39-9)と今後飛ぶことになる39-10は、レーダーおよびEWテストに投入する。一方、初号機は兵装のテストなどを行っているという。ちなみに39-7番は複座型のグリペンF型へと改修する。
ファルケンゲレン副社長はブラジル空軍向けのグリペンE初号機(39-6001)の生産を開始したことも明かしており、サーブではスウェーデン空軍とブラジル空軍に対して、2019年中に引き渡しをスタートする計画だ。
※写真=初飛行を達成したサーブ39グリペンEの2号機(提供:サーブ)