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2018.12.04

WING

成田国際線10月の出発旅客、韓国などアジア好調

欧州も1割増加、太平洋線は減便影響で前年割れ

 成田国際空港会社(NAA)はこのほど、10月に成田空港を出発した国際線旅客(出国+通過)を路線別にまとめた。それによると、各方面でおおむね数が伸びていて、特に中東含むアジア線、韓国線、台湾線で前年同月を大きく上回り好調だった。欧州線も約1割伸びて堅調に推移。しかし、デルタ航空の減便などが影響して、太平洋線のみ前年を下回る水準となった。
 特に好調な伸びとなったのが韓国線の出発旅客で18%増の16万9800人となった。台湾線は12%増の12万5000人、アジア線(中東含む)も11%増の36万5900人と堅調だった。欧州線も10%増の13万3000人と大きく伸びた。しかし、太平洋線は5%減の29万1000人と、前年同月を下回った。
 各方面で出発旅客が堅調に伸びた中、太平洋線は唯一の前年割れとなり、デルタ航空の減便影響が響くかたちとなった。