記事検索はこちらで→
2018.12.04

WING

ANA10月実績、国際線利用率1ポ減の75.3%に

北米・ホノルル旅客数前年割れも欧州やアジア好調

 全日空(ANA)がまとめた10月の旅客輸送実績によると、国際線利用率は前年同月比1ポイント減少した75.3%だった。一方、国内線の利用率は前年並みのポイント72.6%だった。
 国際線実績を旅客数ベースでみてみると、北米・ホノルル方面は0.8%減少しており、利用率ベースでも1.9ポイント低下。しかしながら、欧州方面の旅客数が3.2%増加したほか、アジア・オセアニア方面の旅客数も2.8%拡大するなど、全体需要が底上げされ、国際線旅客数は2.1%増加した83万1050人と前年同月実績を堅調に上回った。
 国際線の座席供給量を表す座席キロは2.1%増加した55億5213万8000座席キロと増加しており、需要を表す旅客キロは0.7%増加した41億8008万4000キロメートルだった。
 また、国内線の旅客数は0.8%減少した354万4734人だった。座席キロベースでは0.4%増加した45億162万5000座席キロメートルとなり、旅客キロでも0.2%増加した32億6695万6000人キロメートルだった。

 

※写真=国際線の平均利用率は前年同月比1ポイント低下。北米・ホノルル方面で苦戦も欧州やアジア・オセアニア方面は好調だ