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2018.12.05

WING

航空局、神戸で従来システムでの管制業務再開

新システムへは追加的評価を行い移行
 
 国土交通省航空局は12月5日に、同日12時より神戸管制部本部での管制業務を再開すると発表した。既報の通り管制業務は、神戸航空交通管制部が運用を開始した新管制システムのトラブル発生を受けて、10月15日より那覇分室で従来システムによる管制業務を行ってきたところ。
 航空局は、今後は神戸管制部本部で従来システムによる管制業務を実施しながら、新システムへの追加的な評価を行い、不具合がないことを確認した上で新システムに移行するとしている。
 新システムの不具合について航空局は、不具合を分析した結果、外国管制からの引き継ぎ等を自動で行う部分に不具合があったとした。試験段階では模擬のシステムで確認をしていたが、実際に運用中の外部システムに接続して初めて不具合が顕在化したとのこと。このため、今後はシステム導入に当たっての評価方法を見直し、深夜帯等航空交通量が少ない時間帯を使って、実際の環境下で試験を実施するとした。また新システムに移行するスケジュールについては、出来る限り早期としながらも未定として、あくまで慎重に不具合等がないかを確認した上で移行する考えだ。