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ニュージーランド航空、Trent1000不足が戦略に影響
10月のシカゴ線再開は延期、25年後半再開か
ニュージーランド航空は787型機搭載用エンジンであるロールス・ロイス製のTrent1000エンジンの供給不足により、今年10月から運航を再開する予定だったシカゴ便の運休を延長せざるを得なくなったことを明らかにした。
ニュージーランド航空の長距離線担当ゼネラル・マネージャーのスコット・カー氏は「残念ながら、787-9型機に搭載されるTrent1000エンジンの入手が困難な状況が続いているため、10月のシカゴ線に予定通り戻ることができない」とコメントした。その上で、「2025年後半に予定されているボーイングからの787型機の新造機の受領時には、シカゴ線の運航を再開する予定」にあるとし、シカゴ線の運航再開時期を、来年後半まで後ろ倒しするとの見通しを明かした。
※写真=787搭載のTrent1000の供給が遅れシカゴ線再開が後ろ倒しに。一方で成田線は増便と777投入で供給量を拡大する(提供:ニュージーランド航空)
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