ウイングトラベル
★JTB、観光DX人材育成プログラムを共同開発
観光事業者の持続可能な観光地づくりを支援
JTBは、自治体やDMO職員、観光事業者向けの「観光DX人材育成プログラム」をスキルアップNeXt社と共同で開発した。5月8日に開催される第1回観光DX・マーケティングEXPOの出展に合わせ、同日より申込受付を開始する。
観光DX人材育成プログラム講座は、観光事業者の課題解決に焦点を当て開発。講義だけでなく、ワークショップやディスカッションを通して、観光施策の構築方法、観光事業者特有の業務フローの最適化など、実際の業務に活用できるように構成されているという。
JTBではデジタル変革の必要性、データ分析スキルの向上、DMPの実践的活用、マーケティング戦略の編成に焦点を当てることで、観光業界が直面する課題解決につながる実践知識の習得機会を提供。また、自治体やDMOの要望に合わせて、内容をカスタマイズすることも可能としている。
※画像=観光事業者向け「観光DX人材育成プログラム」を共同開発
観光DX人材育成プログラムは、(1)データ利活用編(2)失敗事例から学ぶデータ収集・加工・前処理編(3)DXアイデアソン編(4)業務効率化編の4つの基本講座で構成される。
データ利活用編は、観光業界でのデータの重要性と活用方法に焦点を当てる。参加者は顧客データの分析方法、マーケットトレンドの予測、サービス改善のためのデータ活用戦略など、データを効率活用するための具体的な技術を学習する。
失敗事例から学ぶデータ収集・加工・前処理編は、データ収集、加工、前処理の過程での失敗事例を基に、問題発生の原因分析と解決策の立案方法を学び、データ処理の過程の落とし穴を避け、効果的なデータ分析を行う能力を養う。
DXアイデアソン編は、革新的なデジタルソリューションのアイデアを生み出し、具体的なプロジェクト計画を策定するワークショップ。参加者はチームを組み、実際の観光業界の課題に対して、DXを活用した解決策を考える。
業務効率化編は日常の業務プロセスを効率化するための自動化技術を学習する。RPAやAIを活用した業務自動化の基本から応用までをカバーし、参加者自らの業務に自動化を導入するための知識と技術を習得する。
観光業界はデジタル化が進まず、旅行者と観光事業者・DMOの双方に非効率な点が存在。デジタル人材の不足もデジタル化が進まない要因となっている。この現状を改善するため、JTBとAIやDX人材育成にノウハウをもつスキルアップNeXt社が知見を合わせ、即戦力を育成する実践的な講座「観光DX人材育成プログラム」を共同開発した。
※1分で分かる観光人材育成プログラム https://youtu.be/kzQwEnjMXrc