エアバスヘリ、高速実証機「Racer」初飛行に成功

時速400km超目標、ハイブリッド電気エコモードも検証

　エアバス・ヘリコプターズは4月25日（仏マリニャンヌ現地時間）、同社が開発を進めてきた高速ヘリコプター実証機「Racer」の初飛行に成功したことを発表した。初飛行は約30分間に亘って行われ、機体の操作性・挙動などを確認した。
　「Racer」は「欧州研究クリーンスカイ2」プロジェクトの枠組みで開発された実証機だ。回転翼機の高速性能向上に向けた実証に焦点を当てており、時速400 km以上の巡航速度を発揮するべく、速度はもちろんのこと、コスト効率、ミッションパフォーマンスなどを最適化することを目指している。