天地人、衛星データ活用し鳥取砂丘でアスパラ栽培

　鳥取砂丘で月面アスパラガスの現地栽培開始

　宇宙ベンチャーの天地人は5月16日、鳥取県で2023年度に実施した衛星データ活用サービス実証事業を、今年度も継続することが決定したことを発表した。
　同社は今後、衛星データを活用して導出した適切な栽培管理方法をベースに、鳥取砂丘における高品質なアスパラガス栽培を目指して現地栽培実証に取り組むとした。
　これに先立って去る4月22日、現地の生産者様の協力で設置した鳥取砂丘栽培実証圃場にアスパラガスの苗を定植し栽培を開始したことを明らかにした。
　鳥取県は、宇宙産業の創出を目指しており、衛星データの活用や、鳥取砂丘の月面化プロジェクト、宇宙産業による地域おこしなどに注力中だ。そうしたなか天地人は、2023年度に同事業に採択され、農業プロジェクトである「月面アスパラガス」で培った知見を活かし、農地環境を分析してアスパラガス栽培における最適な栽培管理方法を検討してきた。

※写真＝衛星データを活用して鳥取砂丘で月面アスパラガスを栽培（提供：天地人）