記事検索はこちらで→
2018.04.03

WING

JALグループ入社式、33社に1642人が入社

赤坂社長「安全運航と経営破綻を教訓に」

 日本航空(JAL)は4月2日、羽田空港の自社格納庫で2018年度のグループ入社式を開催し、グループ33社、1642名の新入社員を迎えた。4月1日付で就任した赤坂祐二氏新社長は、1985年の御巣鷹山事故と2010年の経営破綻を教訓として胸に刻み、中期経営計画(17−20年度)のもと、新入社員の若い力に期待した。
 赤坂社長は、御巣鷹山事故について「日本航空に入社した最大の動機はこのような悲惨な事故を二度と起こさないように自分の力を尽くしたいと考えたことにある。この思いは今も全く変わらない」と述べ、安全運航がJALグループの最大の使命と強調。新入社員に対し、「これから様々な職務につくことになるが、どのような職務にあっても、すべての業務は必ず安全運航につながっていく」として、安全運航の遵守に全身全霊を尽くすことを求めた。
 また、2010年の経営破綻を経て、多方面への負担と支援によって再建を果たしたことに言及し、「過去の航空事故と同様、JALグループの社員である限り決して忘れてはいけない。その教訓を今後に生かしていく必要がある」との考えを示した。
 赤坂社長はを新入社員に期待することとして、「若い力と勇気、我々には思いもつかないようなことに気づかせてほしい。もし失敗しても、敬意をもってその失敗を歓迎したい」と述べた。
 

 

※写真=手前中央の赤坂祐二社長と新入社員

 

※写真=恒例の人文字で「鶴丸」ロゴと「TAKE OFF18」を表現

cof