ANA「FLYING HONU」、就航5周年に

　成田空港でマスコット「ラニ」のバースデー

　全日本空輸（ANA）は5月24日、成田空港においてA380「FLYING HONU」就航5周年を記念したイベントを開催した。同日、1号機「ラニ」のバースデーイベントが開かれ、2号機と3号機のマスコットキャラクター「カイ」、「ラー」と共に、「ラニ」の5歳の誕生日を祝した。NAA保育ルーム「たんぽぽ」に在籍する園児たちが可愛らしいバースデーソングの合唱を「ラニ」に贈ったほか、ケーキの贈呈、さらには来港者とのフォトセッションに応じた。
　取材に応じたANA成田空港支店の岡功士支店長は「（A380）運航開始当初は非常に好調。毎日、満席のお客様をお迎えすることができた」と振り返った。しかしながら新型コロナパンデミックの発生で様相は一変。その後、ようやく昨年12月から3機体制によるダブルデイリー（週14往復便）体制を構築することに成功した。
　ただ、新型コロナパンデミックは収束したものの、一方で歴史的な円安と物価高という新たな逆風に直面。アウトバウンド需要の伸び悩む状態が続いており、運航便数を増やした「FLYING HONU」の搭乗率もコロナ前に比べて低調。ゴールデンウィーク期間におけるANAのホノルル線の搭乗率は、約65％で着地した。

※写真＝FLYING HONUが就航5周年。1号機のマスコット「ラニ」の誕生日会を成田空港で開かれた