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2018.12.10

WING

MBDA、スピア新空対地ミサイルを紹介

F-35Bに8発搭載、空対地、空対艦に使用可能

 欧州のミサイルメーカーを統合したMBDAは先頃、JA2018に出展し、英国のF-35B戦闘機に最大8発搭載できる小型の空対地ミサイル「スピア」の実物大模型を展示し、紹介した。重量約100キログラム、全長1.8メートルの小型ながらターボジェット推進で、レーザーとレーダーの複合シーカーを持っており、移動目標の攻撃も可能という。空対地、空対艦、対機甲など様々な目標に対応でき、別々の目標を同時に攻撃することもできると同社の広報担当者は説明した。F-35Bの模型も同時に展示され、胴体内武装ベイにはスピア8発の他、長射程空対空ミサイル「ミーティア」も同時に2発搭載できることを示していた。英軍は空軍と海軍が双方でF-35Bを装備し、空母「クイーン・エリザベス」からも運用することにしており、武装についても米国と異なるものを考えていることがわかる。なお、スピアはF-15にも搭載可能という。

 

※写真=MBDAが展示した「スピア」の実大模型とF-35Bへの搭載状況