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航空局、JALへ相次ぐトラブルに厳重注意
安全管理機能していない、6月11日までに再発防止
国土交通省航空局は5月27日、安全上のトラブルが相次いで発生していることから日本航空(JAL)に対して厳重注意を行った。また同時に今年6月11日までに再発防止策の報告を行うよう指示した。
この度の厳重注意は、昨年11月以降JALによって5件のトラブルが相次いだために行ったもの。昨年11月5日には米国シアトル・タコマ空港で、管制許可を受けずに滑走路を横断した事案があった。2件目は今年2月6日には米国サンディエゴ空港で、他機が着陸進入中に地上走行していたJAL機が誤って異なる誘導路に進入し、管制許可を受けずに滑走路手前の停止線を越え、他機が着陸進入復行した事案。3件目は4月22日に米国ダラスへ滞在中の機長が過度な飲酒による不適切な行動によって、乗務予定だった運航便に乗務できずに欠航となった事案。4件目は5月10日の福岡空港で発生した滑走路誤進入事案であり、5月23日には5件目の羽田空港駐機場におけるプッシュバック中のJAL機とトーイング中のJAL機の主翼端同士が接触した事案。