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東シナ海で中国の偵察・攻撃無人機初確認
偵察目的の飛行か、南西空戦闘機が緊急発進
統合幕僚監部は5月27日に、中国のWL-10偵察・攻撃型無人機1機が東シナ海上空を飛行していたことを発表した。対領空侵犯措置として同無人機を確認したのは初めてのこと。日本領空へ接近したとして、航空自衛隊南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応した。
WL-10は当日午前に、東シナ海上空を飛行した。大陸から沖縄本島西側へ飛来し、周回した飛行を行った後に引き返していった。同機が偵察・攻撃型の無人機ではあるものの、写真からは兵装など確認できず、訓練または偵察のために飛行したものと見られる。
※写真・図=対領空侵犯措置として東シナ海で初めて確認した中国のWL-10偵察・攻撃型無人機と、同機の飛行経路(提供:統合幕僚監部)