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三菱重工24事計、売上収益20%増の5.7兆円計画
急拡大する防衛・GTCC・原子力で売上1兆円伸び
三菱重工業は5月28日、2024年事業計画(2024年~26年)を発表した。同日、泉澤清次社長兼最高経営責任者(CEO)が記者会見に臨み、計画最終年度の2026年度の売上収益は2023年度比20%増の5.7兆円以上(23年度:4.7兆円)、事業利益が同60%増の4500億円以上(同:2825億円)、そしてROE12%以上(同:11%)といった数字目標を掲げ、前事業計画(21事計)で構築した事業基盤と財務基盤を活かし、ポートフォリオ経営を強化する方針を示した。
泉澤社長は「当社のミッションは、長い歴史のなかで培われた技術に最先端の知見を取り込み、変化する社会課題の解決に挑み、人々の豊かな暮らしを実現すること」であることをあらためて強調。その上で、「目指す社会はミッションネットゼロであり、そして安全安心・快適な社会の実現にある」ことに触れ、「社会課題が複雑化しており、その課題解決のためには、それぞれの地域のお客様に応じたリアリティのあるソリューションを提供する」とした。