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航空輸送3月、国際旅客コロナ禍前の8割強
人キロでは9割強、国内旅客ほぼ平常に
国土交通省は5月29日、本邦航空運送事業者による3月の航空輸送統計速報を発表した。国際航空では、旅客輸送が169万9000人になり、前年同月比では35.4%増、コロナ禍前の2019年同月比では17.5%減になり、人キロベースが83億5925万3千人キロで、前年比では20.8%増、19年比では7.9%減、座席利用率が81.4%となった。訪日旅客の増加で急速に回復しており、コロナ禍前よりも人ベースで8割強、人キロベースで9割強まで回復した。
国内定期航空では、旅客輸送量が927万2000人になり、前年同月比では0.5%減、19年比では0.9%減となって、人キロベースが88億7257万4千人キロとなり、前年比では0.2%減、19年比では2%増、座席利用率が90.1%だった。国内旅客は前年比、19年比でも微減となった。人キロベースではコロナ禍前を上回った。