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IATA、今年のSAF生産量は昨年比3倍、計画は順調
航空燃料総需要の0.53%、生産拡大に課題多く
国際航空運送協会(IATA)は6月2日(ドバイ現地時間)、2024年に持続可能な航空燃料(SAF)の生産量を、2023年比の3倍となる19億リットル(150万トン)に増産されるという当初予測が、順調に進捗していることを発表した。IATAによれば19億リットルという水準は、2024年の航空燃料需要総量の0.53%に達すると試算している。
IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長は「SAFは航空会社が2050年までに炭素排出量を実質ゼロとするために必要な緩和策の約65%を占める。2024年のSAF生産量が2023年の3倍になると予想されることは心強い」とコメント。「まだ道のりは長いが、指数関数的な増加の方向性が見え始めている」と述べるなど、各国で急速にSAFの生産拡大進んでいることを歓迎した。