記事検索はこちらで→
2024.06.04

ウイングトラベル

★訪日インバウンドを全国に波及するための課題とは

 観光庁が調査報告書公開、観光素材のトレンド分析

 

 観光庁はこのほど、「世界的潮流を踏まえた魅力的な観光コンテンツ造成のための基礎調査事業」の調査報告書を公開した。それによると、国際機関・OTA(オンライン旅行会社)が発表する観光・旅行トレンドのキーワード、新型コロナウイルスのパンデミックによる短期的影響。そして体験全般にかかる中長期の傾向を掛け合わせた結果として「ウェルネス」「ネイチャーアクティビティ」「聖地巡礼」「イベント」「生活没入」の5項目を今後の観光コンテンツのキーワードとして抽出した。そうした中で日本においてはそれぞれの各コンテンツにおいて商品・販売チャンネル、価格面において課題が残されていると分析するとともに、課題解決に向けた重要な論点として「ガイド・インストラクターの確保・育成」「IP(知的財産)と観光の戦略的連携」「地方での誘客力のあつコンテンツ造成」「予約・購入チャネルのフリクション軽減」が挙げられるとした。

 

 観光コンテンツの世界的潮流を分析
 国際団体・業界団体・OTAなど幅広く調査