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2024.06.05

WING

成田でポーラエアカーゴ機エンジンにトラブル

 エンジンとケースが損傷、重大インシデントに

 成田国際空港で6月4日、ポーラーエアカーゴの777F型機(N714SA)が離陸後に右側第2エンジンに不具合が生じたとして同エンジンを停止して引き返す事案が発生した。国土交通省航空局は、エンジンケースの損傷などからエンジン内部部品がケースを貫通したと考えられるとし、重大インシデントに該当するとした。運輸安全委員会では担当調査官に4人を指名して調査を進めている。
  同事案は、成田からロサンゼルスへ向かうPAC752便で発生した。同機が成田を午前10時16分に離陸し、その直後となる10時18分ごろに右側第2エンジンに不具合が発生。そのためパイロットは同エンジンを停止させ、緊急事態を宣言した上で引き返し、11時26分に成田へ着陸した。搭乗していた4人にけがなどはなかった。その後の点検で、エンジン内部部品の破損と、エンジンのケースに孔などを確認した。