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2024.06.10

WING

5月の緊急発進37回、うち露機6回、中国31回

 統合幕僚監部は6月6日、航空自衛隊による緊急発進が5月に37回行ったと発表した。そのうち推定も含め、ロシア機に対する発進は6回であり、中国機に対する発進は31回だった。これは、日本領空へ接近する航空機について、ロシア機は前月よりも7回少なく、中国機では3回増となった。
 空自の航空方面隊別にみると、中国機の飛来が多い東シナ海を担当する南西航空方面隊が20回で、次いで西部航空方面隊が11回、北部航空方面隊が5回、中部航空方面隊が1回となった。
 ロシア・中国の航空機による日本領空への接近事案は現在落ち着きを見せているものの、依然高い水準で推移しており、防衛省・自衛隊では警戒感を強めている。

 

※写真=緊急発進を行う空自機のイメージ(提供:統合幕僚監部)